光ファイバーの通信容量を100倍以上に引き上げる革命的な技術が開発される

企業や家庭のインターネット回線だけでなく、携帯電話の基地局などを結ぶインフラとして、もはや無くてはならない存在となった光ファイバー。

今後4K、8Kコンテンツなどの普及で通信量は拡大する一方とみられていますが、肝心の通信容量を飛躍的に引き上げる技術が開発されました。詳細は以下から。


NHKの報道によると、九州大学大学院総合理工学研究院の浜本貴一教授の研究グループが光の性質の1つ「モード」を人工的に変化させることに成功したそうです。

モードは色や強さと異なり、人間の目では感じ取ることができない性質で、中心が明るく外側に向かうにつれて暗くなるモードや、左右に明るい部分があるモードなどがあるとのこと。

今回研究グループは特殊な装置を使ってモードを変化させる方法を確認。光ファイバーを用いた通信では、同じ波長の光でもモードが異なれば別の光信号として区別できるため、複数のモードへの変化を実現すれば、通信容量を増やすことにつながるわけです。

なお、浜本教授は「理論上は光ファイバーで今の100倍以上のデータを同じ時間でやり取りできるようになる。3Dや8Kの動画をインターネットで見られるようになるかもしれない」とコメントしています。

光ファイバーの通信容量増やす新技術研究 NHKニュース

・関連記事
KDDIが国内最速10Gbpsの「auひかり」をau SHINJUKUに導入、一般的な光ファイバー100本分の実力は? | BUZZAP!(バザップ!)

1P(ペタ)bpsの光ファイバー開発、一般的な光回線の約1000万倍の通信速度を実現 | BUZZAP!(バザップ!)

Blu-ray144枚を1秒で伝送、28.8Tbpsの「マルチコア光ファイバー」は爆増する通信量対策の鍵に | BUZZAP!(バザップ!)

世界最速の24Tbps(毎秒3TB)を光ファイバー1本で実現する技術をNTTやNEC、富士通が開発へ | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

こぼれ話 に関する人気記事

  1. 熊に襲われた男たちが死の直前に撮影した動画に映っていたものとは?
  2. 木星を至近距離から撮影した超高解像度画像をNASAが大量に公開
  3. たばこ自販機用ICカード「タスポ(taspo)」消滅へ、FOMAサービス終了で継続不能に
  4. 「チンアナゴ顔見せ祭り」すみだ水族館が緊急開催、チンアナゴが人間の存在を忘れてしまったため
  5. 【閲覧注意】コンドームを鼻から挿入して口から出すマジキチな遊びが海外で流行中

こぼれ話 の最新記事