ソニーが新型Xperiaに複眼カメラ採用か、東芝のCMOSセンサー事業取得で生産力拡大へ



東芝がスマホなどに用いる画像用半導体事業をソニーに売却する方針であることが明らかになりました。詳細は以下から。

東芝、ソニーに画像用半導体売却 200億円規模 :日本経済新聞

日本経済新聞社の報道によると、東芝が売却する方向で最終調整に入っているのはCMOSセンサーを主力とする画像センサー事業。東芝の大分工場で最も新しい、300mmのシリコンウエハに対応した先端工場棟を200億円規模でソニーに売却するという内容です。

売却が成立すれば、ソニーは東芝から製造設備や人員の一部を取得するほか、自動車やカメラメーカーなどの既存顧客との取引を継承し、世界シェア1位の座を固めるとのこと。また、東芝は事実上、画像センサー事業から撤退することになります。

ちなみにソニーは自前で約1500億円を投じ、2016年9月に2015年比で約3割増となる月産約8万7000枚へと画像センサーの生産を増強する計画を公表済み。

生産力を増強する背景には、2016年以降、スマホにカメラを2個搭載する「複眼カメラ」が広がる見通しであることが挙げられています。

最近あまり名前を聞くことが無かった東芝製CMOSセンサーですが、今年夏にはHTCが同社のセンサーを採用した最新機種「HTC J butterfly HTV31」を発売。


しかしXperia Z4で撮影した写真(左)と比べて、HTC J butterfly HTV31で撮影した写真(右)は明らかに暗く、ノイズも多い……という事態となっていたため、東芝がテコ入れしたところで、画質面でソニーの優位を覆すのは難しかったと思われます。



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