ウルグアイ「現」大統領、飛行機上でアレルギー発作を起こした17歳少女の命を救う
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ウルグアイの政治家というとやはりムヒカ前大統領が圧倒的に有名です。しかし、現大統領もさらっと素敵なことをやってのけてくれました。詳細は以下から。
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今年3月に「世界で最も貧しい大統領」として知られたホセ・ムヒカ前大統領からバトンを受け取ったタバレ・バスケス大統領がパリに向かう飛行機の機上で突然アレルギー発作に襲われた17歳の少女の命を救いました。
タバレ・バスケス大統領は元々は医師でしたが、1990年にモンテビデオ市長に当選、ムヒカ大統領の前にも一期大統領を務めていたこともあります。
パリに向かうバスケス大統領と同じ飛行機に乗り合わせていたのはブエノス・アイレスでホッケーのトーナメントを終えたフランス人の17歳の少女。たまたま機内で出されたスナックに彼女がアレルギーを持つピーナッツが入っていたのですが、少女は気づかずに食べてしまい、急性アレルギー反応が起こって呼吸困難に陥ってしまいました。
少女の母親が助けを求め、機長が「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と乗客に呼びかけた時、即座に立ち上がったのはバスケス大統領と彼の主治医であるMario Zelarayan医師。
ふたりは最初経口薬を飲ませようとしましたが、少女の喉はアレルギー発作のせいでほとんどふさがっているような状態でうまく行かったため、静脈へのコルチコイド注射に切り替えて少女は一命をとりとめました。
Zelarayan医師は「容体は非常に深刻だった。私たちがあの場にいなかったら彼女がどうなっていたか分からなかっただろう」と述べています。
少女の容体が落ち着いたため、飛行機は途中の空港に降り立つことなく無事にパリに到着。少女の母親は娘の命を救ってくれたことを大統領らに感謝したということです。
なお、バスケス大統領が飛行機内で救助活動を行ったのはこれで3度目。1度目はアジアに向かう飛行機で、2度めはEUへのフライトで喘息の発作を起こしたアメリカ人女性を救助しています。
バスケス大統領はパリでオランド大統領と会談し、その後来日する予定。
南米の小さな国として知られるウルグアイですが、なんという政治的人材の豊富さなのかと驚かされますね。
President of Uruguay saves life of French teenager on a trans-Atlantic flight – Telegraph
Uruguayan president helps revive young passenger in a flight to Paris MercoPress
(Photo by Wikipedia)
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