本物そっくりの「猫型ロボット」がお年寄り向けに開発される、いったいなぜ？

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お年寄りが一緒に時間を過ごすためのペット用猫型ロボットが開発されました。詳細は以下から。

猫型ロボットといえば日本人はやはりドラえもんのことしか考えられませんが、こちらの猫型ロボットはその目的が少し違います。これはお年寄りがペットとして、共に時間を過ごすためのインタラクティブな猫型ロボットなのです。

このロボット「Joy For All」を開発したのはHasbro Toy Company。彼らの開発した猫型ロボットは本物のような毛並みを持ち、本物のように喉を鳴らし、にゃあと鳴きます。そして撫でたり抱きしめたりすると本物の猫のように反応してくれるのです。

お年寄りの中には病気や老衰から元気に走り回ったり騒いだりする猫の相手をし切れない人もいます。そして何よりも、もしものことを考えると生き物である本物の猫を買うことを選択できない人もいます。

でも猫が好きで猫の温もりに触れていたいという人にとってはこのJoy For Allは代えがたい時間とコミュニケーションを与えてくれます。それは時にご近所さんや子供や孫たちとの時間かもしれません。

AIBOが流行した時期を考えればロボットのペットはむしろ今さらと思えるほど新鮮みがないものかもしれません。ですが、単なる流行ではなくお年寄りをターゲットにしたことで、新たな役割を得たということにもなりそうです。現在公式HPと米Amazonで99.99ドル（約12000円）で販売されています。

いずれは本物の猫のように四足歩行をする猫型ロボットと遊べる日が来るのかもしれません。

A Furry Line of Interactive Robotic Companion Cats by Hasbro Made Specifically With Seniors in Mind