4月に開始される「auでんき」の発表会まとめ記事です。詳細は以下から。
◆速報記事など
KDDIが「auでんき」4月スタート、単身~大家族すべてが割安になる「でんきセット割」も
【特報】auでんきが関西で炸裂、まさかの最大12%還元へ
鬼ちゃんが勇ましい和太鼓を披露、「auでんき」新CM出演の菅田将暉さんギャラリー | BUZZAP!
◆発表会の様子
登壇したのはKDDI株式会社 代表取締役 執行役員専務 石川雄三氏
auでんきが4月1日にスタートすることが告知されました。
電力自由化にあたって、消費者が重視するポイントは料金の安さと分かりやすさ。
そして電気料金は世帯人数によって大きく異なります。
KDDIが調査したところ、月間利用量が300kWhを下回る世帯は全体の50%。さらに同じ世帯構成であっても、季節によって電気料金は大きく増減します。
にもかかわらず、1月12日に発表されたソフトバンクの新プランは300kWh以上を使う消費者を優遇する形に。
そこで、auでんきはどんな世帯、どんな季節もお得にするという方法を採用。
まず特徴的なのが、auでんきの月額料金は、各地域の電力会社が提供している今現在の料金と全く同じという部分。
その上で、利用料に応じて1~5%のポイントをau WALLETにキャッシュバックするわけです。
au WALLETはMasterCardと提携しているため、ネットショップなどでも利用可能。
さらにau WALLETクレジットカードと組み合わせれば、200円ごとに2ポイントが還元されます。
還元額のシミュレーションはこんな感じ。
利用量に変動があっても、必ず還元が行われる仕組みです。
これが「auでんきセット割」。
なんとauスマートバリューとの重畳適用も可能。
電力使用量の見える化などを目指した「auでんきアプリ」も提供されます。
auでんきの申し込みは、最新の検針票をauショップに持っていくだけです。
なお、発表会にはauの三太郎CMで「鬼ちゃん」としておなじみの菅田将暉さんが登壇。新CMや「auでんき」について語りました。
1月31日放送予定の新CMのメイキング映像も公開。
また、auでんきスタートを記念して、菅田将暉さんによる和太鼓が披露されました。
◆質疑応答
東洋経済山田:
auでんきのメリットはau WALLETの普及?割引の原資は?電源は基本的に各電力会社と提携?1年以内に解約すると2000円ということだが、引っ越しは?
KDDI株式会社 代表取締役 執行役員専務 石川雄三:
auのメリットはお客さまに色々なサービスを提供し、ご満足いただくことやau経済圏の拡大。原資は我々が負担。電源は関西電力と中国電力については両社から。そのほかはいろいろなところから。地域の電力会社を使った常時バックアップや自前の電源も使い、トータルで提供。契約者はKDDIとお客さまの直接の契約。
引っ越しは全国どこに引っ越しても契約を継続いただければ違約金は無い。契約者が変わってしまうなどの非常時は違約金は取りません。沖縄でサービスを提供しないのは、沖縄セルラーがやるというわけではなく、まだ何も決まっていないから。
ITジャーナリスト三上:
関西電力、中国電力の提携以外は?特に東電
KDDI 石川:
我々は一般電気事業者さんと通信のほうでも密接につながりがあるため、提携についての相談を進めています。提携先は増やしたいと考えています。
日本経済新聞 高槻:
ソフトバンクでんきの割引(300kWh以上、4人世帯)と比べてどう競争力があるのか。電気料金の割引サービスが4月から始まるが、消費者は携帯電話料金や端末価格を総合的に考えて判断すると思う。そうした新しい携帯電話市場について、KDDIとしてはどう考えているのか。
KDDI 石川:
同じようなプランで400kWhだと、うちは5%引きだが、ソフトバンクは1万700円くらいになるので競争力がある。東京電力、中部、関西電力でも十分な競争力があると考えています。
競争力の話をするならば「例えば600kWhだと20%引き」といった、高いところだけ狙うこともできるが、パーセンテージだけを比べるのではなく、(ユーザーの利用状況に合わせた)実体上の料金を比べていただきたい。これがある意味競争力だと考えている。端末価格については電気の発表ですのでご容赦下さい。
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