【後編】自動車もバイクもいない極楽ビーチアイランド、カンボジアのロン島を訪れました

自動車もバイクもないビーチにも、素敵なナイトライフはあるのです。


美しいサンセットを迎えた後のロン島の夜。あなたがメインビーチであるトーイビーチから離れたバンガローなどに宿泊していれば波の音を聞きながら満天の星空を眺めるという夜を過ごすことができますが、トーイビーチ周辺は何やら賑やかになってきます。

こちらはSigi’s Thaifoodという、トーイビーチの路地裏にある小さな屋台。Sigiさんというタイ人のシェフがひとりで腕をふるっているのですが、筆者がタイや日本で食べたどのタイ料理よりもぶっちぎりで美味しいタイ料理を3ドルから4ドルで提供してくれるという島一番のレストランです。

口コミやガイドブックでその名は欧米人の観光客の間では既に超有名で、18時の開店直後から常に満席。凄腕シェフのSigiさんは次から次へと入るオーダーを手品のような手際の良さであっという間にさばいていきます。

ビーチに出るとあちこちの店から音楽が聞こえてきて、テーブルではゆっくりと飲みながら喋っている人々が多数。

こちらの店の前のビーチではパフォーマーたちが技を披露していました。

アクセサリーやスイーツの屋台も出ていました。

こちらの屋台はショットバー。ショットグラスが異様に大きかったのが印象的です。

ダンス・ミュージックの流れるお店も。さっきのパフォーマーたちも踊りに来ていました。

店の中から見渡すビーチと海。賑わいと静けさが交叉します。

昼にライヴがあると書かれていたRoots Rock Raggaeというお店まで来てみました。スカのライヴでいい感じに賑わっています。カンボジア人もいれば欧米人の観光客も大勢遊びに来ています。

お店の外まで人が溢れています。半野外の空間が最高に気持ちいいです。

お店の人に聞くと、この日ライヴをやっていたのはタイのチェンマイから来たタイ人のスカバンドだとのこと。

若いバンドでしたがお客さんをぐいぐい引っ張り、フロアは常に煮え煮えでした。何度かアンコールをもらった後に最後はボブ・マーリィで締めるという鉄板な演出で終わる辺りは貫禄さえも感じさせました。

土曜日にはポリスビーチで朝までパーティもやっているとのことで、単に静かに過ごすだけの島ではないのがロン島の魅力とも言えそうです。今後人がさらに増えて観光地化が進む前に訪れてみるのがいいのかもしれません。

おまけ:
泊まっていた宿の部屋にあった扇風機です。SANYYOとは。そしてどう見てもNIKEなロゴとドラゴンボールの五星球のような星印という突っ込みどころのカタマリでした。こういうものを見かけると、まだまだ知ってるアジアなんだなとふと思ったりもしてしまいます。

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