繰り返される自動車事故。それでもこの50年で自動車に乗る人の安全性はここまで進歩していました。詳細は以下から。
どれだけ気をつけていても、他の車両や人がいる以上は完全には防ぎきれないのが交通事故。それでもいざ事故が起こった時の自動車の安全性は長い時間を掛けて着実に改良されてきています。
では50年間で自動車の、乗っている人に対する安全性はどの程度向上したのでしょうか?多くの製品やサービスを独自に比較検討し続けている独自のアメリカ合衆国の非営利の消費者組織コンシューマーズ・ユニオンの運営するコンシューマー・レポートが、1959年製のシボレー・ベル・エアーと2009年製のシボレー・マリブのクラッシュテストという形で実験しています。動画は以下から。
2009 Chevy Malibu vs 1959 Bel Air Crash Test Consumer Reports - YouTube
動画では双方とも大破していますが、問題なのは人が乗る部分の破損度合いの違いです。59年製は運転席がグシャグシャに歪み、シートベルトを締めていても運転手は激しく頭や胸を打ち付けています。
一方09年製では前部は大破しながらも、運転席はしっかりとガードされており、変形は最小限に留められています。エアバッグも作動しており、安全性が飛躍的に向上していることがはっきりと見て取れます。
もちろんいくら自動車の安全性が進歩したとは言え、しっかりシートベルトを締めてこそですし、安全運転は第一です。ですがそれでも起こりうる交通事故への対策として、新しい自動車の安全性は頭に入れておくのが良さそうです。
デザイン的には断然59年製のシボレー・ベル・エアーの方がかっこいいという気持ちはよく分かりますが、クラシックカーに乗る際は重々ご注意下さい。
Watch a modern car utterly crush a huge 1959 Chevy Boing Boing
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