スマホを3Dプリンタにしてしまうガジェットが登場します。詳細は以下から。
気がつけばずいぶん身近になりながらも、お高いイメージのある3Dプリンタ。しかし、たったの99ドル(約11200円)で、スマホを使って3Dプリントができてしまうガジェットが登場することになりました。
現在クラウドファンディングサイトKickstarterで8万ドル(約900万円)のゴールに対し、15倍近い118万ドル余り(約1億3500万円)を集めて製品化を決めているのが「OLO」という3Dプリンタ。
OLOはスマホのディスプレイを用いて3Dプリントができてしまう世界初の3Dプリンタ。AndroidやiOSはもちろん、Windows Phoneにも対応しています。スマホの大きさも4インチスクリーンサイズから、iPhone 6SやGalaxy A7のような5.5インチスクリーンまで対応しています。
OLOは大きさは17.2×11.5×14.8cmと持ち運び可能なサイズで、7.6×12.8×5.2cmのオブジェクトまでプリントが可能。解像度は32ミクロンで、46分で1cmの高さまで印刷可能。最大サイズのオブジェクトでも1晩で完成します。
OLO, the first ever smartphone 3d printer - YouTube
3DプリントするオブジェクトはOLOのライブラリから選択できるほか、Autodesk 123D Catchのような3Dスキャンアプリ、既存の3Dデザインソフトなどからもプリント可能。
オブジェクトを選択し、スマホをOLOにセットした後は、ビルディングルームに樹脂を流し込んで待つだけで勝手に印刷してくれます。樹脂は色のパターンも多く、ハードタイプからフレキシブルなもの、弾力のあるものなどが用意されています。
実際に3Dプリントしている動画をこちらから見ることができます。
OLO on Kickstarter from March 21st - YouTube
また、KickstarterでのOLOの紹介動画はこちら。子供を3Dスキャンしてそのまま3Dプリントしてフィギュアにできてしまう辺り、完全に未来です。
なお、日本からの購入では99ドルに送料29ドルがかかりますので注意。
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