蹴っても車とぶつかっても「転倒しない」電動バイクが開発される

以前から蹴られても転倒しないロボットが話題になっていますが、ついに転倒しないバイクが開発されました。生半可な安定感ではありません。


このC-1はLIT MOTORSが2010年から6年間掛けて開発を続けてきた倒れないバイク、もしくはひとり乗り専用2輪自動車とでも表現すべき乗り物。間違いなく2輪車ではあるのですが、屋根とドアがあり、ハンドルは自動車と同じタイプで、実際に乗っている感覚は自動車に近そうです。

C-1の最も大きな特徴は転倒しないこと。2つのジャイロ・スコープが搭載されており、これそ用いた強力なジャイロ・スタビリティ・システムが衝突時にも瞬時に姿勢を制御、転倒を防ぎます。もちろん堅牢なドアやシートベルト、複数のエアバッグも装備されており、運転者を守ります。

どれほどの衝撃に耐えられるかは以下の動画の通り。

self balancing vehicle – YouTube

ちなみに通常の停止時には下部からスタンドが出てくるので普通のバイクと同じように停めることが可能となっています。

なお、ひとり乗りなのですが、身長190cmまで対応しているので体格のいい男性でも十分乗れます。ただし、荷物を運搬するには向いておらず、「飛行機の機内持ち込み荷物」程度まで。

現段階でのバッテリーは10kWhサイズで、自宅の電源からのフル充電にかかる時間は6時間程度。フル充電ではおよそ320km走行が可能とされています。

なお、気になるお値段はプレオーダー(発売時期は明記されていません)で24000ドル(約270万円)。ちょっと気軽に街乗りするために買うにはかなりお高めではあります。そしてバイク乗りにとっては、転ぶ心配もなく風を感じることもできないこのバイクが魅力的に映るかは多少疑問もあります。

果たしてどんな層に刺さることになるのでしょうか?

C-1 Lit Motors

宮村 智也 浅井 伸治
CQ出版
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