LTEとWiMAX 2+のCA対応で下り最大370Mbpsの「Speed Wi-Fi NEXT W03」レビュー、NFCでワンタッチ接続も



auの2016年夏モデルとして発表されたモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W03」のレビューをお届けします。

下り最大150MbpsのFDD-LTE(au 4G LTE)と、下り最大110MbpsのTD-LTE(WiMAX 2+)×2の計3波をキャリアアグリゲーションで一つにまとめて高速通信を実現するという新たな試みのモデルですが、面倒な接続設定をワンタッチでできるなど、使い勝手も向上しています。詳細は以下から。

これが「Speed Wi-Fi NEXT W03」本体。スリムなボディに3000mAhの大容量バッテリーを備えたモデルで、NFCスマホであればスマホをかざすだけでSSID・パスワードを入力することなく接続設定できる新機能も。





旧モデル「Speed Wi-Fi NEXT W02」との比較。ほとんど大きさは変わらないにもかかわらず、バッテリー容量が700mAh向上しています。





ほかにもカバンの中にあるルーターをスマホから「起こす」ことができるリモートウェイクアップも搭載したほか、スマホからネットワークの状態、接続端末、通信容量、バッテリー残量などをチェック可能。さらに「一定時間内に通信が無い場合に自動電源OFF」「バッテリー残量に応じてキャリアアグリゲーションを適宜OFF」といった省エネ機能も備えています。

なお、KDDI担当者によると、WiMAX 2+と組み合わせるのは2.1GHz帯のFDD-LTEとのこと。

ドコモもTD-LTEとFDD-LTEのキャリアアグリゲーションを6月から開始しますが、TD-LTEのカバーエリアがまだまだ狭く、基地局あたりのカバーエリアが狭い3.5GHz帯で展開するため、当面はすでに全国展開を終えており、基地局あたりのカバーエリアも比較的広いWiMAX 2+を使えるauに分があるのではないかと考えられます。

・Speed Wi-Fi NEXT W03(Huawei製、6月4日発売)
ディスプレイ:約2.4インチQVGA(320×240)液晶
バッテリー:3000mAh
その他:QuickCharge対応
対応ネットワーク:下り最大370Mbps(au 4G LTE+WiMAX 2+の3波CA)


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