2009年の冬、北欧の空に突如現れた光る渦巻き「ノルウェースパイラル」を知っていますか?

ある夜突然夜空に巨大な光る渦巻きが出現したら…?UFOでしょうか?それとも天使の降臨でしょうか?詳細は以下から。


現地時間2009年12月9日の夜、ノルウェーとスウェーデンの北部で突然夜空に青白く回転しながら飛翔する正体不明の巨大な光が出現。この現象は10分間ほど継続しました。

何百人もがノルウェー気象庁に「あの光はいったい何なのか」という問い合わせが殺到。天文学者や他分野の科学者はもちろん、陰謀論者もしゃしゃり出てきて百家争鳴の大激論となりました。

オーロラの一種であるという説から宇宙人のUFOだという説、異次元ワームホールが開いたという説、光の存在たちが高次元のエネルギーを流したという説、スイスの大型ハドロン衝突型加速器で行われていた高エネルギー物理実験と関連づける説、翌日ノーベル平和賞受賞式典に参加するためにオセロに向かっていたオバマ大統領への祝福だという説など、なんとも楽しそうな言いたい放題の状態でした。

動画はこちらから。
BEST VIDEO of spiral light over Norway – YouTube

しかしそのたった2日後、事の真相が判明してしまいます。ロシアが新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)「ブラヴァ」の発射実験に失敗したことを公表したのです。

ロシア国防省は第3段ロケットに技術的な不具合が発生し、排気ガスが横から漏れたためにミサイルをスピンさせたと説明。ロシアの軍事アナリストのPavel Felgenhauerさんは、あの青白く螺旋状に回転する飛翔体は、ミサイルが上層大気で事故が起こった際に起こりうる現象であるとしています。

こちらはその真相を伝えるニュース映像。
Giant sky spiral shocks Norwegians in December 2009 – YouTube

この出来事は現在もノルウェースパイラルとして語り継がれています。いつかまた夜空をミサイルが飛び交う時代に、私達は同じ光景を目にするのかもしれません。

The Norway Spiral _ Amusing Planet

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