阿蘇山が昭和55年以来の爆発的噴火で高度1万1000mまで噴煙が上がり神戸まで降灰、警戒レベル3に引き上げ


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阿蘇山が36年ぶりの爆発的噴火です。詳細は以下から。

気象庁によると10月8日午前1時46分頃に熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生しました。気象庁は噴火警戒レベルを河口周辺規制の2から入山規制の3に引き上げ、火口から2km範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

また、気象衛星では高度1万1000mまで噴煙が上がっていることを確認。火口から北東方向に火山灰が流されるとみている。8日午前8時までに多いところで熊本県を中心に多量の降灰の恐れがある他、大分、山口、広島、岡山、兵庫、香川、愛媛、高知、徳島の各県で降灰が予想されています。

阿蘇山の爆発的噴火は36年前の昭和55年1月以来のこと。阿蘇山では昨年9月に噴煙が火口から2000mまで上がる噴火が起こって警戒レベルが3に引き上げられましたが、その後2に引き下げられていました。


その後もごく小規模な噴火は今年5月にも起こっていましたが、8日の爆発的噴火の直前の7日21時52分頃にも、振幅の大きな火山性微動や、空振と呼ばれる空気の振動が観測されに噴火が確認されており、気象庁は「噴火したもようだ」と発表していました。

気象庁の斉藤崋山課長は「噴煙1万メートルは非常に珍しい」と話しており、火山性微動の振幅が大きくなったり小さくなったりと不安定な状態が続いているため「同程度の噴火が起きる可能性もある」とのこと。

阿蘇山が爆発的噴火 警戒レベルを3に引き上げ _ NHKニュース

阿蘇山、中岳第1火口で爆発的噴火 兵庫まで広く降灰か:朝日新聞デジタル

阿蘇山が噴火…気象庁、噴石などへ警戒呼び掛け _ 社会 _ 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

阿蘇山で爆発的噴火=36年ぶり、警戒レベル3に-気象庁:時事ドットコム

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