あの童話を現実化したらこんなことになりました。詳細は以下から。
世界中で知られる「ウサギとカメ」の寓話。ヘロドトスの『歴史』によると元々は紀元前6世紀のアイソーポス(いわゆるイソップです)という寓話を使って名声を得た奴隷階級の人物が語った多くの寓話のひとつとされています。
アイソーポスは小アジア出身とされており、その地に伝わっている寓話や、それ以前の古代メソポタミアから伝承されてきた寓話の可能性もありますが、詳細は不明なまま。
17世紀にフランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌがこれらイソップ寓話を元にした寓話詩を発表したことで再び大きく知られるようになりました。日本では室町時代には流入し、イソップ寓話を翻訳した伊曽保物語などによって近世以降に知られ始めたとされています。一般に知られるようになったのは明治以降、教科書に掲載されるようになってからのこと。
さて、そんなウサギとカメですが、内容は皆様ご存じの通り。足が速く、自信過剰から油断して居眠りをしていたウサギを、着実に歩を進める亀が追い抜き、競争に勝利するというもの。ウサギの立場からは油断と慢心は敗北のもと、カメの立場からは歩みは遅くとも着実な努力が勝利をもたらすといった有効な教訓が得られるのがこの寓話の素晴らしいところです。
では、そんなウサギとカメの競争を現実にやってみたらどうなるのでしょうか?タイのテレビショーがそんな企画を実現してしまいました。結果は見てのお楽しみです。
The La Fontaine fable _The Tortoise and the Hare_ in real life (Thailand) 2016 - YouTube
ということで、なんとも寓話のとおりの結果となりました。競争とは単に足の速さだけではなく、その動物の性質までをも加味しなければ分からないということがご理解いただけましたでしょうか?
Life Imitating Art_ The Tortoise And The Hare Race Recreated In Real Life - Geekologie
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