富士通の携帯電話事業がファンド「ポラリス・キャピタル」に売却決定、他社からスマホ受託生産も


富士通の携帯電話事業が正式に決定しました。詳細は以下から。

携帯端末事業の再編に関する株式譲渡契約の締結について : 富士通

富士通のプレスリリースによると、同社は携帯電話事業を手がける子会社「富士通コネクテッドテクノロジーズ」および「富士通周辺機株式会社」が持つ携帯端末工場を新たに設立するジャパン・イーエム・ソリューションズ(JEMS)に承継。

その上で富士通がポラリス・キャピタル・グループにJEMSの株式を譲渡し、富士通自体はJEMSの株式を19%保有するとのこと。株式の譲渡に伴って富士通は約300億円を得られる見通しとされています。

なお、ポラリス・キャピタル・グループは富士通の「らくらくフォン」「arrows」ブランドや培われてきた無線、生体認証、セキュリティなどの基盤技術や省電力、熱制御技術などの各種技術を使った事業展開を進めるだけでなく、携帯端末工場を使ったODM・EMSビジネスを拡大する方針。

かつて国内シェア1位を獲得したこともある富士通の携帯電話事業がこのような形になってしまうのは少し残念ですが、一方でキャリアの顔色をうかがう必要が減るのであれば、あるいはチャンスなのかもしれません。

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