またもやスペイン、16世紀の聖ゲオルギオスの彫像がとんでもない「修復」をされてしまう

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あれから6年、またもやスペインでした。詳細は以下から。

2012年、スペイン北東部の街ボルハのキリストの壁画が、とあるおばあちゃんの「修復」によってどえらいことになり、インターネット上の話題をかっさらったことを覚えている人も多いのでは亡いでしょうか?そう、これです。


あのスペインで再びとんでもない「修復」が行われて大きな話題となっています。今回の舞台はスペイン北部のナバラ州の街エステーリャ。1ヶ月ほど前に始まったサン・ミッシェル教会での清掃作業の中で、500年も昔の彫刻が被害に遭いました。

その彫刻はドラゴン退治のエピソードでも有名な聖ゲオルギオスを形取ったもの。教会が地元の工房に清掃を依頼したところ、オモチャのような塗装で「修繕」されてしまったのです。


エステーリャ市のKoldo Leoz市長は「悪意を持ってこれをやったとは考えないが、所有する貴重な財産に対して無責任な行動をした」と嘆いています。

Leoz市長は今回の「修復」が文化遺産に関する機関の許可で行われていなかったのみならず、エステーリャの当局に知らされたのも2日ほど前で、この「修復」の大部分が既に行われた後だったと明らかにしています。


なお、この「修復」を担当した工房は美術品修繕のプロフェッショナルではなく、子供向けのアートやクラフト、基本的な家具などに特化したものだったとのこと。現在この工房への電話は繋がらず、Facebookページもアクセスできない状態になっているとのことです。

今回はボルハのおばあちゃんの時のようにおもしろおかしな話というわけにもいかなそうです。日本で言えば安土桃山時代の美術品ですから、この程度の「炎上」で済んでいるだけでもスペインのおおらかさというものなのかもしれません。

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