実際のところ、私達は何時間眠ったらいいのか


どれだけ眠れば「睡眠不足」ではないのでしょうか?詳細は以下から。

近年「8時間睡眠」が奨励されがちですが、忙しい現代日本人にはなかなか困難な数字です。いったい本当のところはどれだけ眠れば良いのでしょうか?

ペンシルベニア州立大学のDaniel Gartenberg博士はニュースメディアQuartzのインタビューの中で、この「8時間睡眠」が誤解されたまま広まっていると指摘しています。

それによると、8時間睡眠というのは「8時間しっかり眠る」という意味で、そのためには8時間半はお布団の中にいなくてはならないとのこと。

健康的に睡眠を取る人は平均的に布団の中にいる時間の90%を眠って過ごします。つまり、8時間布団に入っていても睡眠は7時間12分しか取れていないことになります。言われてみればそのとおりですが、なんとハードルが上がってしまいました。

「8時間でも難しいのにそれより長くなんて絶対無理!」というブラック企業にお勤めの皆様に有効なライフハックが、以前BUZZAP!でも紹介した「週末のごろ寝」です。

1日の睡眠時間が5時間未満の若年層や中年層は死亡率が高かったのですが、その中でも週末にしっかり眠っている人に限ると、死亡率の違いは見られなかったのです。

平日も週末も5時間未満しか睡眠を取らない人は6~7時間睡眠を取る人よりも65%も死亡率が高くなっていたものの、平日の睡眠が5時間未満でも、週末に8時間以上睡眠を取っている人にはこうした特徴は見られず、6~7時間の睡眠を取る人と同じ程度の死亡率だったのです。

日常的にしっかり8時間眠りの世界を漂うことができればもちろんベストですが、それが無理な場合でも、意識的に週末は8時間以上眠るように心掛けることで健康への悪影響はかなりしっかり押さえられるということになります。

もちろんちゃんと布団に入ってぐっすり眠ることは必須。だらだらスマホを見ながら寝落ちなどとらないよう、気をつけることが大切です。

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