格安スマホ「ZenFone Max Pro(M2)」にプラチナバンドを掴めない致命的な不具合が発覚→海外仕様だったことが判明し返品・交換へ

先日発売されたASUS本気の格安スマホ「ZenFone Max Pro(M2)」。

マルチキャリアDSDV対応でなかなかの性能、大容量バッテリーに被写体自動認識のAIカメラも……と盛りだくさんの内容で、評判を集めていましたが、致命的な不具合が発覚してしまいました。詳細は以下から。


大手価格情報サイト「価格.com」のクチコミ欄によると、ZenFone Max Pro(M2)がドコモおよびauのプラチナバンド(800MHz帯、Band 18/19)に接続できない不具合が相次いで報告されています。

プラチナバンドは建物の中や地下などでも快適に通信できる周波数帯。とりわけauはプラチナバンドLTEを集中的に整備してきた経緯があるため、非対応となると非常に厳しいわけです。

ちなみに本来国内版のZenFone Max Pro(M2)が対応する周波数帯は以下の通り。おそらくグローバル市場で販売されているモデルを販売してしまったのではないかとみられています。

3G(W-CDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19)、4G(FDD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/28、TD-LTE:Band 38/41)

この不具合を受けてかASUS公式ストアでは急遽販売を中止。中古スマホ取扱店でも「買い取り不可」となる店が出ています。

ASUS Store(エイスース ストア) – ZenFone Max Pro (M2) (ZB631KL)

・追記
Buzzap!編集部でASUSに問い合わせてみたところ、「不具合については把握しており、公式サイトでの回答を検討している」とのこと。しばらく待つほかなさそうです。

・さらに追記
ZenFone Max Pro (M2) (ZB631KL)が特定の周波数帯を使用できない不具合についてのお知らせと対応について

ASUSが公式に声明を発表しました。ミッドナイトブルー、コズミックチタニウムにおいて日本国内向けとは異なる仕様のパーツを組み込んで出荷したことが原因とのこと。

そのためドコモやauのプラチナバンドLTEはもちろん、WiMAX 2+やAXGP、FOMAプラスエリアすら使えなくなっており、電波法に抵触する可能性もあるため交換ないし返品対応を行うとしています。

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