UQがWiMAX 2+に5G要素技術「Massive MIMO」導入済み、混雑時でも快適通信可能で大型スタジアム整備も

WiMAX 2+にいつの間にか「Massive MIMO」が導入されていました。詳細は以下から。


UQコミュニケーションズのプレスリリースによると、同社は横浜スタジアム、東京ドーム、京セラドームに「Massive MIMO」を導入したそうです。

「Massive MIMO」は5Gの要素技術で、平面に多数のアンテナ素子を配置することで電波に複数の指向性を持たせ、3次元の制御をすることでユーザーごとにビームを割当てる技術。

理論上の最大通信速度を引き上げるのではなく、ユーザーごとに専用の帯域を割り当てるアプローチによって、WiMAX 2+対応機種であれば混雑するエリアでも速度の低下を防ぎ、快適な通信を楽しめるようになります。

なお、UQコミュニケーションズは「Massive MIMO」の開発を2015年から進め、昨年3月から商用システムへの適用を順次進めていたとのこと。

下り最大1237Mbps/上り最大75Mbpsを実現したモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W06」を発売するなど、理論上の最大通信速度を引き上げてきたUQですが、平行してユーザーごとの実効速度を担保する取り組みも進めていたことが突然明かされた形です。

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