現実が映画に30年近く早く追いついてしまったようです。詳細は以下から。
8月中旬から続くアメリカ合衆国カリフォルニア州の大規模な山火事。現在も20を超える地域で大きな火災が続いており、焼失面積は東京都の面積の5倍近い1万平方キロにも及び、ここ数十年で最大規模となっています。
そんな中でサンフランシスコに現地時間9月9日に周辺から大量の煙が流れ込み、太陽光線を遮って薄暗いオレンジ色に染まりました。
その様子はどこからどう見ても映画「ブレードランナー2049」のワンシーン。サンフランシスコ市に住むTerry Tsaiさんはドローンで市内を撮影した動画に同作のサントラの音楽をミックス、まったく違和感がありません。
アメリカ西海岸では毎年のように大規模な山火事が発生しており、BUZZAP!では2年前にも同じサンフランシスコの状況を「ブレードランナー2049」のようだとする記事を掲載しています。その時の動画がこちら。
SAN_FRANCISCO_111618 from Pre-Future LLC on Vimeo.
今回の方がよりオレンジ色が濃くなっていることがお分かりいただけるでしょうか。山火事は気候変動に伴い、ブラジルのアマゾンやオーストラリアでも頻発しています。直接二酸化炭素排出量に影響する災害なだけに、今後どのように抑え込んでいけるかが大きな課題と言えます。
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