NTTがドコモを4兆円超で完全子会社に、「携帯電話料金値下げ」が口実に



ドコモをNTTが完全子会社にするようです。詳細は以下から。

日本経済新聞毎日新聞NHKの報道によると、NTTがNTTドコモを完全子会社にする方針を固めたそうです。

現在NTTはドコモの株式を2/3保有していますが、株式公開買い付け(TOB)によって一般株主が持つ株式を取得。投資額は4兆円を超えるとみられ、国内企業へのTOBとしては過去最大規模になるとのこと。

ドコモを取り込むことでNTTはグループ一体となって次世代通信規格「5G」やIoTへ投資するほか、経営を効率化することで菅義偉首相が掲げる「携帯電話料金の値下げ」につながるとみられます。

音声通話や光インターネットでシェアトップのNTTと携帯電話でシェアトップのNTTドコモを完全に統合させることとなる、今回の完全子会社化。

1985年の民営化まで通信事業を独占していたこともあり、各分野におけるNTTのシェアが圧倒的であることは2014年にドコモがフレッツ光とのセット割を導入しようとした際も問題視されましたが、「携帯電話料金の値下げ」を口実に押し通せるめどが付いたようです。

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