楽天モバイルへのau回線提供が東京都で終了、首都圏・関西・中部ほか全国各地でも順次終了決定


全国に携帯電話網を整備するためにまだまだ時を要し、エリアの穴埋めをau回線に頼っている楽天モバイル。

そんな同社が「本来の実力」で勝負しないといけない日がついに訪れました。詳細は以下から。

楽天モバイルへのローミング情報をまとめたKDDI公式ページによると、KDDIは2021年3月末に東京都でのau回線提供を終了したそうです。

これは「楽天モバイルの自前エリアの人口カバー率が70%を上回った場合、協議を経た上でKDDIはau回線の提供を終えることができる」というKDDIと楽天モバイルの協定を受けたもの。

さらに宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、奈良県、愛媛県、福岡県でもローミング提供を順次終了していくことが告知されており、千葉県、神奈川県については2022年3月末に原則終了すると明言されています。

首都圏でそれなりに使えるようになってきたものの、地下街や建物の中をはじめ「こんなところで?」と思うようなところで通信が不安定になることがある楽天モバイル。

昨年同社は基地局の整備計画を5年前倒し、2021年夏までに人口カバー率を96%に引き上げることを告知しています。

しかしある程度エリア整備が進むと、カバー率を引き上げるために過疎地などの整備も進めねばならず「人口カバー率を0.1%引き上げるために必要なコスト」が増えていくため、本当の意味で携帯3社に楽天モバイルが追いつくにはまだまだ時間を要しそうです。

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