頭が痛いと仕事も勉強もろくに集中できず、十分にポテンシャルを発揮できないもの。酷い時は日常生活すらままなりません。
そんな辛い頭痛をすばやく和らげる片手サイズのガジェットが開発されました。詳細は以下から。
「gammaCore」は片手サイズで首の側面の神経に当てて電気信号を発することで、しつこい群発性頭痛を和らげることのできるガジェット。
「なんてインチキ臭い道具なんだ…」と思うかもしれませんが、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を受け、イギリスの国民保健サービス(NHS)も推奨するガチな医療機器なのです。
効果の仕組みは完全解明されていないものの、電気刺激が脳内の神経系の活動を抑制するGABA(γ-アミノ酪酸)のレベルを上昇させると考えられています。
gammaCoreは2020年7月にまずは喘息の増悪(発作)対策としてFDAが認可。その後2021年2月には未成年者の片頭痛の治療と予防にまで対象が拡大されました。
NHSはさらに医療技術への投資を推進する「MedTech Funding Mandate」の中で、治療対象を群発頭痛と全年齢の片頭痛の患者に広く拡大しています。
こうした「非侵襲性」と呼ばれる治療法は副作用の危険のある薬物療法よりも患者の心身への影響が少ないため、より安全に負担を軽減できることになります。
対象が順次拡大していることを考えれば、今後あなたを悩ませる頭痛に適用される日もやってくるのかもしれません。
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