携帯電話の普及、60年前にここまで正確に予言されていた


古典SFに登場しない現代のガジェットとしてよく挙げられるのが携帯電話とインターネットですが、実は60年前にかなり正確な形で予言されていました。詳細は以下から。

見ていただきたのがこちらの1963年の新聞「Mansfield News-Journal」紙の記事。いつか人々が電話をポケットに入れて持ち運べると説明しています。

インタビューに答えた電話会社の営業部長は「この電話は将来商業的な存在になる」と予言。写真に写るその形は(ダイヤル式とはいえ)明らかに折り畳み式携帯電話です。

これは同社研究室の開発品で実際に使用でき、どこでも電話に出れるとのこと。なお63年は「鉄腕アトム」が日本初の連続テレビアニメ番組として放映が始まった年で、東京オリンピックの前年に当たります。

実際に人力で携帯可能な電話が広く出回り始めるのは80年代になってから。日本ではNTTが1985年に重さ3kgの肩掛け型の車載・携帯兼用型自動車電話、ショルダーホンを発売しています。
(Photo by Wikipedia

つまり、ショルダーホンの20年以上前にあの形状の携帯電話のモデルが登場していたことに。

なお、記事ではキッチンで使える拡声機付き電話やテレビ電話の構想も紹介。それぞれ「ハンズフリー機能」やLINEなどの「ビデオ通話」としてスマホで当たり前に使えている機能です。

電話について考えるなら、私たちはあの頃描いた未来からさらに進んだ場所にいると言えそうです。

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