KDDIが旗艦店「au SHINJUKU」で7月14日(木)から展開している「おもいでケータイ タイムトラベル」。
今まで同社が発売した600機種近い携帯電話のうち、同社初の携帯電話「ショルダーフォン」からIDO、セルラー時代を含む機種まで、厳選された60機種が展示されていたので、全機種を写真・ムービーでお届けします。詳細は以下から。
まずは1988年にIDOが初めて発売したショルダーフォン(松下、三菱製)。NTTの国産携帯電話初号機「TZ-802型」が発売されてから1年後の発売となりました。
1989年にはハンディフォン(NEC製)やCP-201(ソニー製)も発売。
ではここから、今のauの母体となったセルラーの携帯電話を見ていきましょう。
90年代初頭はまだまだ大きかった携帯電話ですが、どんどん小型化が進み、98年には約80グラム・薄さ18mmまで小型・軽量化に成功しています。
続いてはIDOブランド。
かなり個性的なペン型携帯電話「T204」はデンソー製。
ある意味今のタッチパネルタイプの携帯電話の先駆けとも言えるパイオニア製の「523G」は1998年発売。
カシオがG-SHOCKライクなタフネス携帯を発売したのは、2000年のことでした。
そして後にKDDI本体に吸収されることになるツーカー。
出資元や通信ネットワークの関係から、東名阪以外での通信やショートメールはJ-PHONEとローミングし、携帯電話を使ったインターネット接続サービスはauのEZweb……という、数奇な運命をたどった同社ですが、発売された機種は個性の塊。
世界初の携帯電話用デジカメ「LaPochee(ラポッシェ)」付きケータイ「THZ43 Chiaro(キアロ)」やフェラーリ公認ケータイ、浜崎あゆみケータイ、さらに後のシニア向け携帯電話の原点となる「Tu-Ka S」など、ユニークなモデルが相次ぎました。
そんなKDD、DDI、IDOが2000年に合併して「KDDI」となった2000年に生まれた携帯電話ブランドが「au」。
国内初となる音楽再生に対応した携帯電話「DIVA C404S」やau初の電子コンパス内蔵GPSケータイ「C3003P」、初のムービーメール対応モデル「A5301T」など、新機能が相次いで搭載されたことに胸を躍らせたユーザーも多かったのではないでしょうか。
高機能化が進む一方で、auが注力してきたのが個性。着せ替えケータイ、もはや伝説と化したINFOBAR、高性能でありながらカッティングエッジなデザインを採用したW11Kなど、異彩を放つモデルを相次いでリリースしています。
マーク・ニューソンデザインのフラットデザインな携帯電話「talby」、まさかの曲面&鏡面仕上げの「PENCK」など、au design project製品のバリエーションは今見ても十分通用するモデルばかりです。
今もなお根強いファンがいるG'z One TYPE-R
2000年台後半にはマルチメディアを意識したモデルも増えてきました。
質感にこだわった携帯電話「MEDIA SKIN」
デジカメブランドを冠した本格カメラケータイ「EXILIMケータイ」や「INFOBAR 2」「Sportio」も。
確実にauが独自路線を開拓していたことがわかります。
au design projectを発展させた「iida」ブランドで発売された「G9」。この尖りまくったデザインに惚れ込んだ人は少なくないはず。
そしてau初のAndroid端末「IS01」。ドコモ版の兄弟機「LYNX SH-10B」ともどもOSアップデートが見送られたことで物議を醸しましたが、QWERTYキーボード好きにはたまらない一品。なんと開いて通話もできるツワモノでした。
「Android au with Google」のキャッチコピーで売り出された同社初のAndroidスマホ「IS03」。まだOSやプロセッサが未成熟だったものの、iPhoneのRetinaディスプレイと同じサイズ・解像度の液晶を搭載した意欲作でした。
au初のXperia「Xperia acro IS11S」
スマホになった「INFOBAR A01」
個人向けとしてはau唯一のWindows Phone「IS12T」
WiMAXに対応したGalaxyシリーズもリリースされました。
国内最先端の性能に日本人向けの機能を搭載したことで、飛ぶように売れたとされるHTC×KDDIの初代「HTC J butterfly」
LG×KDDIの「isai」シリーズも好評を博しています。
携帯各社では唯一auのみが扱った「Xperia Z Ultra」。
あまりに大きい気がしなくもありませんが、意外と復活を望む声は多い同モデル。ソニーがスマホのラインナップを絞った今、後継機の登場はあるのでしょうか。
昨年発売のTORQUE G02にDIGNO rafre。気が付けば個性的な端末は三洋の携帯電話事業を買収した京セラが担当するようになりました。
展示された60機種を一覧できるムービーはこちら。
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