「紅の豚」の時代に空撮された街並みと複葉機、あまりにもエモい


映画「紅の豚」の舞台となった1920年代後半のヨーロッパ。

実際にその時代に空撮された写真は、あの空気をしっかりとまとっていました。詳細は以下から。

Alfred G Buckham氏は1908年から30年代に活躍した、史上最初期の空撮専門の写真家。第一次世界大戦にイギリス海軍航空隊で参戦し、19年までに9度墜落して除隊しました。

最後の墜落で気管切開を受け、その後一生首のチューブから呼吸することになったものの、重いカメラをひっさげて飛行機に乗り込み、身を乗り出しながら空撮写真を撮り続けました。

Buckham氏は「私はいつも立って撮影するんだ。右足をシートに固定しておけばどの方向にも素早く自由に動けるし、気ままで楽しいよ。完璧に安全だしね!」と述べるなどなかなかにブッ飛んでいます。空撮写真家だけに。

そんな彼の写真がこちら。芯から空が好きなヒコーキ野郎であることがビンビンに伝わってくるエモさです。空を舞う複葉機もたまりません。
ポルコやカーチスが飛んだ時代の空と風景。そこを飛ぶカメラマンも一筋縄ではいかない人物でした。

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