日立の企業CM「この木なんの木」や「人造人間キカイダー」などの特撮ソング、寺山修司作詞の「力石徹のテーマ」などのアニメソングでも知られる男性歌手・ヒデ夕樹の生涯に迫る書籍が発売されました。詳細は以下から。
昭和のサブカルチャーの魅力を発信するタレント、剣持光氏が主宰する「ケンケンクリエイト」のプレスリリースによると、謎に包まれたアニメソングシンガー・ヒデ夕樹の生涯と、日本コロムビアのアニメソングの変遷を描いた書籍「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」が7月25日(日)に発売されたそうです。
ヒデ夕樹は70年代に「力石徹のテーマ」「海のトリトン」「風よ光よ」「ゴーゴー・キカイダー」などを歌ったことで知られており、水木一郎、ささきいさお、子門真人らと同じく、日本のアニメや特撮ソングを牽引する歌手の1人でした。
また、日立の「この木なんの木」をはじめ、コマーシャルソングでも活躍。しかし1998年に58歳で病死しており、小林亜星が同年この木なんの木を再録音するために行方を捜したところ、すでに他界していたという悲しいエピソードもあります。
そんな彼を振り返る「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」は、書籍のみの通常版と幻の音源「野良犬エレジー」「風花」の2曲を収録した豪華版がラインナップ。予想以上に好評だったため、抽選10名に「ヒデ夕樹オリジナルTシャツ(非売品)」をプレゼントする企画がスタートしています。
なお、「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」は以下の公式サイトのみでの販売です。
「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」公式サイト
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