史上初の「雨」をグリーンランド3000m級山頂で観測、前代未聞の気候変動との指摘



70年以上の観測史上初めて雪ではなく、雨が降りました。詳細は以下から。

CNNの報道によると、グリーンランドの標高3200m級の山頂で8月14日、初めて降雨が観測されました。


1950年の観測開始以来この地に降ってきたのは常に雪でしたが、この日は暖かい空気が流れ込んだことにより70億トンにも及ぶ豪雨が氷床に降り注ぎました。

国立雪氷データセンターによるとこの降雨量も観測史上最多で、翌15日に失われた氷床の規模は今年の1日平均の7倍にも及んでいます。


同センターのTed Scambos上級研究員はこれをグリーンランドの急速な温暖化の証拠だと指摘、「今起こっているのは10年や20年規模の気候のゆらぎではなく、前代未聞の事態だ」としています。

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