「iPhone 13」はauにMNPして基本料0円の「povo2.0」契約が最安に、ドコモやソフトバンク、楽天モバイルと比べてみた


いよいよ予約受付がスタートしたiPhone 13で、auが価格攻勢に打って出ました。詳細は以下から。

◆どんどん値上がりするiPhone、「2年使って返す」が当たり前に
まず改めて踏まえておきたいのが、昨今のiPhone事情。

どんどん値上がりが続いて今や最も安い「iPhone 13 mini(128GBモデル)」すらSIMフリー版が8万6800円、最も高い「iPhone 13 Pro Max(1TBモデル)」に至っては19万4800円と、気軽に買える価格ではなくなっています。

そのため今回は携帯各社の「いつでもカエドキプログラム」「スマホトクするプログラム」「トクするサポート+」「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」を適用し、2年使って返却する前提です。

◆au版iPhone 13の大半がMNP最安または最安に肉薄
それではさっそくドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが発表したiPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxの実質本体価格を比較。

いずれもMNPで24ヶ月利用した場合を掲載しています。なお、楽天モバイルのみMNP利用時に機種代金が割り引かれず別途ポイント還元となるため、実質本体価格の計算に含んでいません。

同じ理由でau「スマホトクするボーナス」のポイント還元なども計算から除外しています。

【iPhone 13 mini】
まずは一番お手ごろ価格のiPhone 13 mini。128GBモデルこそドコモが最安ではあるものの、256GBモデルではドコモにauが肉薄。512GBに至っては逆転しています。

・128GB
ドコモ:27368円
au:32510円
ソフトバンク:39960円
楽天モバイル:43368円

・256GB
ドコモ:38984円
au:40100円
ソフトバンク:47160円
楽天モバイル:49392円

・512GB
ドコモ:55352円
au:55280円
ソフトバンク:61200円
楽天モバイル:61392円

【iPhone 13】
メインモデルのiPhone 13では128GB、256GBモデルがドコモの独壇場ですが、512GBモデルになるとauがドコモに肉薄。基本的に大容量モデルでauが存在感を発揮しています。

・128GB
ドコモ:34232円
au:40100円
ソフトバンク:47160円
楽天モバイル:49392円

・256GB
ドコモ:41096円
au:47690円
ソフトバンク:54000円
楽天モバイル:55392円

・512GB
ドコモ:62216円
au:62755円
ソフトバンク:68040円
楽天モバイル:67392円

【iPhone 13 Pro】
特筆すべきがハイエンド志向のユーザーにぴったりなiPhone 13 Proの価格。高画質カメラや新たな動画撮影機能「シネマティックモード」を十分楽しめる容量で価格も手ごろな256GB、512GBモデルでauが最も安くなっています。

・128GB
ドコモ:50600円
au:55280円
ソフトバンク:61200円
楽天モバイル:61392円

・256GB
ドコモ:63008円
au:62755円
ソフトバンク:68040円
楽天モバイル:67392円

・512GB
ドコモ:78848円
au:77935円
ソフトバンク:82440円
楽天モバイル:79392円

・1TB
ドコモ:93632円
au:93000円
ソフトバンク:96480円
楽天モバイル:91392円

【iPhone 13 Pro Max】
最上位機種となるiPhone 13 Pro Maxでは128GBモデル、256GBモデルでauが最安。512GBモデルも楽天モバイルに肉薄しています。高画質カメラを目いっぱい楽しみたいユーザーはもちろん「とにかく画面が大きいモデルが欲しい、容量はさほど求めていない」というニーズにも応えてくれます。

・128GB
ドコモ:63008円
au:62755円
ソフトバンク:68040円
楽天モバイル:67392円

・256GB
ドコモ:70400円
au:70345円
ソフトバンク:75240円
楽天モバイル:73392円

・512GB
ドコモ:86768円
au:85525円
ソフトバンク:89280円
楽天モバイル:85392円

・1TB
ドコモ:102344円
au:100590円
ソフトバンク:103320円
楽天モバイル:97392円

iPhone 13シリーズ4機種14モデルのうち5モデルが携帯4社で最安、さらに4モデルで最安に肉薄したau。ほとんどのモデルで「au版を選んでおけば大丈夫」となっています。

単純な実質価格比較だとiPhone 13や小容量モデル中心に価格攻勢を仕掛けたドコモにも分があるものの、それでもなおau版を選ぶべき理由がちゃんとあります。

◆「家族全員基本使用料0円」もできる「povo 2.0」で維持費も最安に
その理由がまもなくスタートするauのオンライン専用新プラン「povo 2.0」。

月額基本料0円(最大128kbpsのデータ通信付き)のベースプランに通話かけ放題などの「通話トッピング」や6種類の「データトッピング」、「DAZN」や「smash.」が一定期間データも含めて使い放題になる「コンテンツトッピング」などを自由に組み合わせられます。

これにより普段テレワークでスマホを使わない人でも「必要な時だけ課金」など、利用スタイルに合わせた使い方を実現。若者向けの「データのみ」はもちろん、音声通話だけ必要な高齢者などにうれしい「通話定額のみ」も選べます。

24時間だけデータ定額」などのトッピングも。固定回線の通信障害や災害、旅行などあらゆるシーンで活躍してくれます。

楽天モバイルも使わない時は0円ですが、月1GB以上使うと980円、2回線目以降は使わない月でも毎月最低980円を支払う必要があるため「家族全員基本使用料0円」を実現できるのはpovo 2.0だけ。もちろんエリアも雲泥の差です。

また、iPhone 13はデュアルeSIMをサポートしているため、povo 2.0を活用すれば「楽天モバイルユーザーが圏外の時にauの音声通話やデータ通信を使う」「災害時に備えてau回線も契約しておく」といった使い方もできます。

iPhone 13商戦に向けて本体価格と料金の両方で攻めるau。

ランニングコストをトータルで抑えたいのであれば、au版は十分選択肢になります。

・9月20日(月)10:40追記
「楽天モバイルは家族1人1人で名義を分ければ全員基本料0円にできる」という指摘がありましたが、18歳未満の場合「あんしんコントロール by i-フィルター(月額330円)」の契約が必須。一方「あんしんフィルター for au」は月額無料です。

さらにあんしんコントロール by i-フィルターを解除する場合、保護者が不要と判断した上で「フィルタリング・サービス不要申出書」を別途郵送する必要があります。

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