先日ドコモが発表したAndroid 12へのアップデートリストに入っていなかったソニーの「Xperia 1」やシャープの「AQUOS R3」。
今までも2回程度でアップデートが打ち切られてきたことを考えると致し方ないと感じる人もいると思われますが、いい加減割に合わないのでは……?という話をお届けします。詳細は以下から。
◆どんどん値上がりするハイエンドXperia
まず振り返っておきたいのが、Xperiaシリーズのフラッグシップモデルの値動き。
いずれもドコモ版の一括販売価格ですが、2019年発売の「Xperia 1」で10万円を超えてからというもの、どんどん値上がりが続いて2年で1.5倍になりました。
・Xperia XZ3:9万8496円
・Xperia 1:10万3032円
・Xperia 1 II:12万3552円
・Xperia 1 III:15万4440円
◆10万円超えなのにOSアップデートは2回
そして各モデルのOSアップデート状況をチェック。2018年以降のXperiaは、今のところアップデートを2回受けられれば良い方です。
・Xperia XZ3:Android 9→10(アップデート打ち切り)
・Xperia 1:Android 9→11(アップデート打ち切り)
・Xperia 1 II:Android 10→12
・Xperia 1 III:Android 11→12
10万円を優に超えるにもかかわらず、実質的な製品寿命は2~3年程度となるXperia 1シリーズ。「割に合わなさ」が年々強まりつつあります。
◆AQUOS RシリーズもOSアップデートは2回
シャープのフラッグシップ「AQUOS R」シリーズもここ2年でじわじわと値上がり。OSアップデートの回数はXperia 1シリーズと同じ2回です。
AQUOS R3:8万9424円
AQUOS R5G:11万1672円
AQUOS R6:11万5632円
携帯各社の「いつでもカエドキプログラム」「スマホトクするプログラム」「トクするサポート+」を使って、2年で返却するのがベターとみられるソニーやシャープのフラッグシップスマホ。
同じスマホを長い期間快適に使いたいのであれば、GoogleのPixelシリーズや3回OSアップデートが提供されるGalaxyシリーズを選ぶのが無難かもしれません。
・10/11 12:30追記
読者から「ソフトバンク版のXperia 1はAndroid 11アップデートすら来てない」という悲痛な訴えが届きました。
ちなみにソフトバンク版のXperia 1の本体価格はドコモ版を3万円ほど上回る13万6320円。なのにOSアップデートは1回で打ち切りです。
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