【続報】「3ヶ月で壊れる」シャープ人気格安スマホ「AQUOS sense5G」その後も不具合の報告続々、本体設計に問題か

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お手ごろ価格で5Gを楽しめるはずのスマホが、購入3ヶ月で強制的にスマホライフを終了させるシロモノだったことから大炎上したシャープの人気格安スマホ「AQUOS sense5G」。

当然のことながら今なお不具合の報告は上がっています。詳細は以下から。

◆「AQUOS sense5G」が不具合で炎上、リコールを求める声も
まず振り返っておきたいのが「AQUOS sense5G」の不具合問題。約5.8インチフルHD+（2280×1080）IGZO液晶ディスプレイにSnapdragon 690、4570mAhバッテリー搭載の使いやすく手ごろな防水防塵耐衝撃スマホとあって、高い人気を誇っていました。

しかし大手価格情報サイト「価格.com」でのレビューが大炎上状態に。

だいたいが購入3ヶ月前後で「再起動が無限ループする」「Wi-Fiがつながらない」「フリーズする」などの症状に見舞われたユーザーの声で、中には購入1日で不具合が出たケースも。

おまけに「修理から返ってきても同じ症状に悩まされた」「故障と認めてもらえなかった」「データが消えた」「修理代金4万円弱」などの報告もあり、「二度とシャープ製品は購入しないです」とまで言い切り、リコールを求める声まで上がっている状況です。

◆その後も報告続々、「修理してすぐ壊れた」報告も
記事化から3週間ほどが経過したため、Buzzap!編集部では現状を把握するために追跡調査を実施してみました。

まず価格.comのレビューでは「基板交換から返ってきて20日で不具合が再発」「購入5日で不具合に見舞われた」などの報告が上がっており、今なお不具合に苦しんでいるユーザーがいることがわかります。

Buzzap!読者からの報告も。せっかく撮った動画が消えてしまったのは、とても悲しいことです。

修理から返ってこない、買って後悔しているなどの声も散見されます。

◆本体設計に問題か、4Gより部品・バッテリー増加もコンパクトさを重視
ここまで不具合が頻発すると「もはや設計に問題があるのでは」という気がしてなりませんが、そのヒントとなりそうなのがシャープ公式サイトに掲載された開発者インタビュー記事。

「AQUOS sense4」「AQUOS sense5G」は前モデルと本体サイズをほぼ変えることなく、バッテリー容量を増やしています。

「絶対無理」と言われた基板サイズの縮小にこぎつけた2機種。とりわけsense4をベースに開発されたsense5Gは放熱設計で苦戦していたことが分かります。

「約5割増えた部品を4Gモデルとほぼ同じ面積の基板に実装する」という難題に挑んだsense5G。あくまで推測ですが、夏の暑さに放熱が追いつかなかった結果、不具合が頻発した可能性があります。

9月下旬に報告が減っていることを考えても、あながち間違いでない気がする不具合の背景。

筆者が持っている「AQUOS zero2」も真夏の間、少しでも負荷をかければ心配になるレベルで本体がアチアチになり、瞬く間にバッテリーが減る一方で動作はガクガク……という症状に見舞われたため、排熱にまつわる本体設計に問題がある可能性は十分あります。

今年を無事乗り切れたとしても、来年また気温が上がった時に不具合報告が頻発する可能性があるだけに、原因の究明や対応が待たれます。

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