大阪メトロに自動運転対応の次世代車両「400系」導入へ、万博用の「30000A系」も



万博を前にして、大阪メトロに12年ぶりとなる新型車両が導入されます。詳細は以下から。

大阪メトロのプレスリリースによると、中央線に新型車両「400系」と新造車両「30000A系」を導入するそうです。それぞれの特徴を見ていってみましょう。

◆400系
400系は現在中央線を運行中の20系車両の更新車両、また他路線へ転用する24系車両の置き替え車両として導入される新型車両で、2023年4月からの運行開始を予定しています。


これまで大阪メトロが進めてきたバリアフリー化の踏襲と共に、非常時に乗務員室から確認できる車内防犯カメラ、脱臭や除菌のできる空気浄化装置や車内Wi-Fiも全車両に設置されます。


2画面構成の21.5インチのワイド液晶ディスプレイでの4ヶ国語の運行案内を実施。乗換案内や駅設備案内などきめ細かな情報が提供されます。


加えて、車両の状態情報を常時地上に送信する常時モニタリング機能を実装。また2024年度計画の自動運転実証実験に向け、指令所から運行指令や情報伝達を行うデータ伝送機能も備えています

室内のデザインは壁や床を明るくし、座席は多色使いでモダンかつ快適な空間を演出しています。


クロスシート車両が1編成につき1両配備されることになっています。


◆30000A系
一方の30000A系は、2011年に御堂筋線で運行開始した「30000系」を中央線用車両に改良した新造車両。万博開催期間中の輸送力増強として導入されるもので、万博後は谷町線に転用されます。こちらは2022年7月に運行開始予定。


こちらもバリアフリー化を踏襲するとともに、乗降口の大型ディスプレイでの4ヶ国語の運行案内を実施。全車両への空気浄化装置、車内Wi-Fiも設置されます。


ゴールドイエローとターコイズブルーの座席で明るい室内に。一部の乗降口横のスペースを拡大してベビーカーや大荷物の利用客にも優しい仕様とするなど、万博客を意識したつくりが特徴です。


大阪メトロでの新型車両導入は、2011年の御堂筋線「30000系」以来12年ぶりとなります。

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