最上位プロセッサの名前を従来のSnapdragon 8XXから「Snapdragon 8 Gen 1」へと改めたクアルコム。
「製造時の不良品率が65%」「発熱が大きすぎる」などの欠点があることから、同社は「Snapdragon 8 Gen 1+」への移行を速やかに進めるべく舵を切っていますが、より実用性を求めるユーザーに向けたモデルも開発しているようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、クアルコムが「Snapdragon 7 Gen 1」と呼ばれる新たなプロセッサを早ければ5月にも発表する見通しだそうです。
Snapdragon 7 Gen 1は高い性能を実現するために消費電力や発熱が大きくなるSnapdragon 8 Gen 1と異なり、エネルギー効率やワイヤレス接続のパフォーマンスを向上させたものになるとのこと。
業界関係者はSnapdragon 7 Gen 1について、CPUにARMの「Cortex-A710(2.36GHz、4コア)」「Cortex-A510(1.8GHz、4コア)」、GPUには「Adreno 662」を採用したものになるとしています。
なお、処理能力自体はそこまで高くなく、Xiaomiの高性能な格安スマホ「POCO F3」などに採用されている「Snapdragon 870」を超える可能性は低いとされているため、高性能な格安スマホを実現するMedaTekの「Dimensity 8100」に対抗したものとなるようです。
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