未完の巻き取りスマホ「LG Rollable」実機レビュー公開、ほぼ完成していたことが判明


LGがスマホ事業から撤退する直前に開発していた、巻き取り式有機ELディスプレイ搭載スマホ「LG Rollable」。

残念ながら発売には至りませんでしたが、今回実機のレビュー動画が投稿され、パッケージも含めて実はほぼ完成していたことが分かりました。詳細は以下から。

まず見てもらいたいのが、韓国のYouTubeチャンネルが公開した「LG Rollable」の実機動画。

LG Rollableは開発に関わった数人のエンジニアに配布されており、そのうちの1人から借りることができたとのこと。

パッケージやマニュアルなども用意され、ほぼ完成していたことが分かります。

6.8インチから7.4インチに拡大する有機ELディスプレイ、4500mAhのバッテリー、6400万画素と1200万画素のカメラを搭載し、プロセッサは「Snapdragon 888」を採用、容量は12GB RAM/256GB ROMと、仕様は開発当時のフラッグシップモデルとほぼ同レベル。

画面全体を外側になぞると……

ディスプレイが横方向に拡大。アプリも自動でタブレットUIに切り替わります。

なお伸長した部分はフレームがないため、やや柔らかくでこぼこしている様子。

また背面にもディスプレイがあり、ウィジェットを設定することもできます。これはすごい。

ここまで開発が進んでいたにもかかわらず、スマホ市場撤退によって日の目を見ることが無くなってしまったLG Rollable。

同封されている開発者向けのメッセージには、「Rollableの開発に挑戦する精神はいつまでも残ります」と書かれているそう。

「折りたたみスマホ」に続く技術革新で、新たなスマホの使い方を提案する1台だっただけに惜しまれます。

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