ただでさえ高くなっているApple製品の価格がまたもや上昇しそうです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、AppleはTSMCによる2023年の半導体生産価格の値上げに応じたそうです。
TSMCはAppleやNVIDIAなどに対し、8インチウェハーを6%、12インチウェハーを最大5%値上げ。当初Appleは受け入れない方針でしたが、一転して新価格に応じると決定。
AppleはTSMCの最大顧客の1つであり、「iPhone 15 Pro」に搭載予定の3nmプロセスを採用したA17 Bionicや、新型iMacのM3プロセッサも同社が製造予定。TSMCにとって価格交渉がしやすかったとのこと。
そのため、今後Appleが製品の値上げや新型のプロセッサを上位機種だけにとどめる可能性もさらに強まりそうだとしています。
一方、3nmプロセスによる半導体の製造でTSMCに対抗しているのがSamsung。
同社は3nmプロセスの半導体の量産化に成功したとしており、2027年までに1.4nmプロセスを採用するほか、最先端ノードの生産能力を今年比3倍以上に拡大すると発表。
SamsungがiPhone 6sまでApple Aシリーズを供給していたことは記憶に新しいですが、もしかしたら同社がAppleの次期プロセッサのサプライヤーになることも考えられそうです。
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