Samsung開発のディスプレイによって、2024年以降のスマホに革新が起こるかもしれません。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Samsungは2024年までに、折りたたみ式スマホの有機ELディスプレイに「透明ポリイミド(PI)」基板を採用し、順次Appleにも供給していくそうです。
これは、「Galaxy Z Fold4」にも採用されている「アンダーディスプレイカメラ」に影響するもの。
現在の折りたたみ式スマホに使用されているフレキシブル有機ELディスプレイは、黄色のPI基板を使用しているため、光透過率が悪くなっています。
そのためアンダーディスプレイカメラ周辺のピクセル密度だけを通常の半分となる187 ppiに下げることで光の透過する面積を上げていますが、結局他の部分との境界も目立つことに。
これを透明PI基板に置き換えることで、光透過率が向上。アンダーディスプレイカメラの撮影がより鮮明になるほか、境目も目立たなくなるとのこと。
開発に成功すれば2024年発売の「Galaxy Z Fold6」を皮切りに、供給先であるAppleのiPhoneシリーズにも搭載される可能性があるとしています。
耐熱性の問題で製造のハードルが高く、コストも高騰しがちなど課題が多い透明PI基板。
開発に成功すれば「Galaxy S25」や「iPhone 16」がパンチホールカメラすらない「全画面スマホ」になるかもしれません。
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