CEATEC 2022にて、シャープのIGZO技術を活用した最新ソリューションの展示が行われていました。詳細は以下から。
CEATEC 2022のシャープブース。
「反射型IGZOディスプレイ」の展示が行われていました。外光を光源とし、外が明るければ明るいほど視認性が向上するのが特徴。
また、通常の液晶ディスプレイはバックライト光源に主な電力を消費していましたが、外光が光源になったことでバックライトが不要、省電力に。
そして、悪環境下でも耐えうる屋外サイネージ「タフ&エコ インフォパネル」も開発しました。
UNICAと共同開発し、反射型ディスプレイの特徴に加え、バックライト電源が不要になったことでIP56準拠の密閉構造が実現。まるごと水洗いなどもできてしまいます。
さらに、こちらはシャープがE Inkと協業した「IGZO採用カラー電子ペーパー」。
IGZOバックプレーンを採用したことにより、表示画面の更新時間が白黒であれば0.35秒、カラーなら0.5~1.5秒と大幅な短縮になったとのこと。
「屋内光発電デバイス」なども含め、これらはすべてカーボンニュートラル(脱炭素)の取り組みの一環としての液晶技術展示。これらを組み合わせることで、省スペース・電源不要のディスプレイなども登場も見込めそうです。
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3年ぶりのリアル開催となったCEATEC。
最新のテクノロジーを実際に目で見て触れることで、「何を作るか」ではなく「何と組み合わせて応用するか」を肌で感じられる場の重要性を、改めて感じられた展示でした。
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