「iPhone 14 Pro」四半期だけで500万台の減産に、供給不足の深刻化が来年春まで続くおそれ



中国の組立工場閉鎖により、供給が追いついていないといわれる「iPhone 14 Pro」。

その影響が数字として報告され、深刻さが如実に表れています。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の出荷台数は12月の四半期に500万台の減少となるそうです。

これはアメリカ金融大手JPモルガンのアナリストが報告したもの。中国にあるFoxconnのiPhone工場が新型コロナウィルスのため閉鎖し、出荷が中断されたことが影響しているとのこと。

また「iPhone 14」や「iPhone 14 Plus」も、Pro/Pro Maxに製造ラインを振り分けるため、同時期に300万台の減産。これにより全体的な出荷予測は、8200万台から一気に7400万台を下回ったとしています。

一方2023年3月には、出荷台数は5600万台から6100万台へ増加すると予測。12月のホリデーシーズンで不足した需要の一部は、来年3月にまでもつれ込むとされています。

また2023年通年では、iPhoneの総販売台数を2億3700万台と試算されており、これは前年同期比で4%の減少。ただでさえ携帯電話業界全体の需要が落ち込む中、Appleにとって思ってもいない痛手となりそうです。

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