楽天モバイルが通信エリアの大幅拡大へ、衛星から直接通信する世界初「スペースモバイル」をまもなく試験開始

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近い将来、低軌道衛星から楽天モバイル回線が利用可能になるようです。詳細は以下から。

楽天モバイルのプレスリリースによると、同社は11月10日に低軌道衛星を活用した通信試験・事前検証用の、実験試験局予備免許を取得したそうです。

これはアメリカの人工衛星設計会社、AST SpaceMobileと推進する「スペースモバイル」プロジェクトの実現に向けたもの。

低軌道人工衛星がモバイルブロードバンドネットワークを宇宙から送信し、現在市販されているスマートフォンとの直接通信を実現する、世界初の取り組みとのこと。

同社は実験試験局免許の付与を受けしだい、福島県内のゲートウェイの運用を開始し、国内における低軌道衛星を活用したモバイル通信試験および事前検証を実施するとしています。

なおAST SpaceMobileは、9月11日には試験衛星「BlueWalker3」の打ち上げに成功し、11月14日には過去最大規模の693平方フィートに及ぶ商用通信アレイを地球軌道に展開したと発表。

「スペースモバイル」プロジェクトが実現すれば、山岳部や災害時などにおける通信にとどまらず、今まで単純に楽天モバイル回線がカバーしきれなかった場所への通信エリアの拡大も見込めます。

低軌道衛星通信という技術によって、楽天モバイルか今まで以上に使いやすくなるかもしれません。