「Galaxy Z Fold4」の内部を分解してみたところ、部品コストの低さと利益率の優秀さが明らかになったようです。詳細は以下から。
Nikkei Asiaの報道によると、「Galaxy Z Fold4」における部品原価は価格の約40%以下で、利益率で「iPhone 14 Pro Max」を上回ったそうです。
これは、日本経済新聞社がGalaxy Z Fold 4を分解し、他社の折りたたみスマホと比較したもの。
Galaxy Z Fold 4は、フレキシブル有機ELディスプレイやフラッシュメモリなどはSamsung独自のものを採用し、またバッテリーもLG製と主要部品がほぼすべて韓国企業製。
現地調達率は原価ベースで約50%と、iPhoneの約2倍に。Appleなどがサプライチェーンを多様化する中、部品の安定供給とコスト低減を実現しているとのこと。
またHuaweiの「Mate Xs」とXiaomiの「Mi Mix Fold」も分解し比較したところ、部品コスト比率は30%から40%と、同等の高利益率を誇るとしています。
日本ではiPhone 14 Pro Maxより6万から8万円以上も高いGalaxy Z Fold 4。
スマホをハードウェアで差別化することが難しくなる中、新機能を付加価値と位置付けて販売することで、高い収益性を確保しているようです。
・関連記事
「Pixel Fold」Tensor G2や12GBメモリ搭載か、Google初の折りたたみスマホはGalaxy Z Fold4完全対抗に | Buzzap!
「Galaxy Z Fold4/Flip4」爆売れ折りたたみスマホに、性能が大幅に向上し発熱も改善へ | Buzzap!
「折りたたみスマホ」ついにシェア1%超え、低価格化で普及さらに拡大へ | Buzzap!