本体の薄型化や軽量化も期待されている、有機ELディスプレイ搭載の新型「iPad Pro」。
その製造コストの面で大幅な値上げが懸念されているようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、来年発売される第7世代の新型iPad Proの価格が、11インチモデルは1500ドル(約20万円)、13インチモデルは1800ドル(約25万円)と計画されているそうです。
これは現在販売されているiPad Proと比較すると、11インチモデルが799ドル(日本価格12万4800円)、12.9インチが1099ドル(日本価格17万2800円)であるため、およそ2倍ほどの大幅な値上げとなります。
値上げの要因は、LGとSamsungが開発しているiPad用の有機ELディスプレイが11インチで270ドル、13インチで350ドルとなる見込みであるためで、これは10インチ前半の既存製品の約2~3倍の価格であるとのこと。
iPad用の有機ELディスプレイは、ガラス基板と薄膜封止のハイブリッド構造となるなど、新工程を複数導入していることでパーツの値上がりが予想され、製品の価格上昇も避けられないとしています。
なおM2チップ搭載で今年1月発売の13インチ「Macbook Pro」も17万8800円とかなりの高額でしたが、それをさらに上回る見込みで、価格に見合う性能を持ち合わせているのか懸念されるところです。
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