ファーウェイ「モデム搭載ケース」をサードパーティに開発させ規制回避か、4Gスマホが5G対応に



アメリカの制裁により5G対応機種を満足に販売できず、先月にも4G版のスマホを新発売したHuaweiが、周辺機器を使ってアッと驚く離れ業をやってのけました。

なんだか良くできたマンガのような話です。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Huaweiのサブブランドである電子機器メーカーSoyealinkは、5Gモデムを搭載したスマホケースを発表したそうです。

これは厚さ約3.2mm、重さ53g、eSIMのみ対応とするもので、USB Type-Cによって「Huawei P60」および「Huawei P60 Pro」に接続できるとのこと。

Huawei P60は4G仕様にデチューンされた「Snapdragon 8+ Gen 1」プロセッサを搭載した先月発売のスマホですが、このケースを装着することで5G通信が可能になるほか、5G版に匹敵するCPUおよびGPU性能を発揮できるとしています。


また、パススルー充電に対応しているためスマホケースをわざわざ外す必要もなく、88Wの急速充電にも対応。ただし厚すぎるためワイヤレス充電ができない可能性があるとみられています。

価格は未定なほか、他の地域でHuawei P60シリーズが発売された際に同時販売されるかも明らかになっていないスマホケース。

なんとか5Gスマホを発売できないかというHuaweiの血のにじむような苦労が見えてくるようです。

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