「天気アプリが読み込めない」「Wi-Fiパスワードの再入力が求められた」といった不具合に加え、適用した端末のバッテリー消費が増えたという報告まであった「iOS 16.4」。
不具合や脆弱性対応のため2週間後の4月8日に「iOS 16.4.1」が配信されたものの、バッテリーに関してはさらに悪化したケースすらあることが明らかになりました。詳細は以下から。
YouTubeチャンネル「iAppleBytes」が行ったテストによると、iOS 16.4ないしiOS 16.4.1を適用した端末のバッテリー消費が悪化したそうです。
まず見ておきたいのが、先週公開されたテスト結果。このチャンネルではiOSが更新される度にデータを取っていますが、iOS 16.4適用後はすべての端末でAnTuTuのバッテリースコアが低下していました。
「iOS 16.31」に比べ最も悪化したのはiPhone 13で、5260から4680に。次いでiPhone 12でも4194から3686に大きく減少しているのがわかります。
次に、今回公開されたiOS 16.4.1での結果を見てみると、iPhone 13のスコアは4740で大きく落ち込んだ状態は変わらずiPhone 12に至っては過去ワースト2位となる3544にまで下がってしまいました。
その他の端末でもiOS 16.31時の状態にまで戻ったものはなく、軒並みスコアが低下したままになっています。
なお、iOS 16.4.1ではiPadで起こったスタンプとSiriの不具合、そして2件の脆弱性を修正したとのこと。緊急の案件が対応されてしまったため、次のアップデートがいつになるか全くわからない状態です。
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