「Galaxy S23 Ultra」前機種より40分ワイヤレス急速充電が遅いと判明、iPhone 14 Pro Maxに抜かれる



国内では2017年発売の「Galaxy S8」などでもいち早く搭載されるなど、Samsungも力を入れている機能の1つであるはずのワイヤレス急速充電。

その速度の複数機種での比較が公開され、その意外な結果が明らかになっています。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、「Galaxy S23 Ultra」はワイヤレス急速充電の速度がGalaxy S22 Ultraよりはるかに遅くなっているそうです

これはGalaxy S23、Galaxy S23+、Galaxy S23 Ultraに加えて前世代機種のGalaxy S22、S22+、S23 Ultra、そしてiPhone 14 Pro MaxとiPhone 14 Proの計8台を用意して、1%からのワイヤレス充電の速度を比較したもの。

なおGalaxyには15W急速充電に対応したSamsungの「Super Fast Wireless Charger」を、iPhoneにも最大15WのApple公式MagSafe充電器を使用したとのこと。フル充電までの計測比較は以下の通りです。

・Galaxy S23 Ultra:2時間37分
・Galaxy S23+:1時間48分
・Galaxy S23:1時間40分
・Galaxy S22 Ultra:1時間58分
・Galaxy S22+:1時間33分
・Galaxy S23:1時間24分
・iPhone 14 Pro Max:2時間35分
・iPhone 14 Pro:2時間7分

比較すると、Galaxy S23 Ultraが同じバッテリー容量のS22 Ultraよりも39分遅くなるという結果に。「高速ワイヤレス充電」オプションもすべてのモデルで有効になっているため、同環境にもかかわらず速度が大幅に落ちたことになります。

さらにバッテリー容量4323mAhのiPhone 14 Pro Maxにも僅差で負けているほか、3モデル全てが前世代より遅くなったことが分かります。

その理由として、通常の充電と比べてワイヤレスでははるかに多くの熱が発生してバッテリーの劣化を早める危険性があり、Samsungが意図的に充電速度を下げている可能性があるとしています。

最大15Wでのワイヤレス充電に対応とされていることから、仕様で出力を下げているなら看板に偽りありとなってしまう「Galaxy S23 Ultra」。

5000mAhものバッテリーであれば充電の速度も重要なため、ソフトウェアアップデートなどで改善できるのか注目されるところです。

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