「Galaxy S24」Exynos 2400搭載か、iPhone 15 Pro対抗のためSnapdragon 8 Gen 3を見送る可能性も茨の道に


Galaxy S23に続き、クアルコムの高性能版Snapdragonが搭載されるとみられていた「Galaxy S24」。

その計画が大きく変わる可能性があり、Galaxy S24まで購入を待とうと思っていた人は大きく悩まされることになりそうです。詳細は以下から。

韓国メディア毎日経済新聞の報道によると、「Galaxy S24」にはSnapdragon 8 Gen 3は搭載されず、代わりに自社製プロセッサの「Exynos 2400」が搭載される見込みだそうです。

これはSamsungがクアルコムと結んだと報じられていた、半導体供給の契約をくつがえすもので、Exynos 2400の生産は今年11月にも開始されるとしています。

自社開発のExynosに性能面での問題を抱え、クアルコムから製造を委託された「Snapdragon 8 Gen 1」で歩留まり(=良品率)の低さや発熱問題を引き起こした結果、Galaxy S23全モデルにTSMC製造の「Snapdragon 8 Gen 2」が採用されることとなったSamsung。

ただ、現在開発中の「Snapdragon Gen 3」はTSMCの4nmプロセスを用いて製造される可能性が高いとされており、TSMCの3nmプロセス製造ラインを独占するAppleの「Apple A17」などとは性能面で大きく水をあけられてしまう形に。

そこで、Samsungは自社の3nmプロセスで製造したExynos 2400搭載に踏み切る可能性も考えられるわけですが、しかし同社の3nmプロセス製造ラインの歩留まり率は10%台と改善が急務なほどの状況。

周回遅れの性能か、低すぎる歩留まりか、どちらにしろ来年Galaxyに買い替えようと考えているユーザーにとっては頭の痛くなるような話と言えそうです。

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