「6G」は1Tbps(=1000Gbps)の超超高速通信に、テラヘルツ帯の活用で中国が100Gbpsを実現



最近ようやく普及し始めた10Gbpsの光通信サービス100世帯分。

もはや想像も付かないような超超高速通信を無線で実現する未来に向けて、技術開発が順調に進んでいることが明らかになりました。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、中国が第6世代携帯電話(6G)実用化に向けた研究の中で、100Gbpsの無線通信実験に成功したそうです。

実験は「テラヘルツ波」と呼ばれる110GHz帯において、4つの異なるビームモードを合成した10GHzの帯域幅を用いて行われたとのこと。

一般的に電波は周波数が高くなればなるほど壁などの障害物に弱くなるため、基地局1台あたりのカバーエリアは狭くなってしまうものの、一方で「従来とは桁が違う高速・大容量通信を実現できる」というメリットがあります。

そのため5G、6Gと世代が進むにつれて基地局を高密度で敷き詰める必要が生まれるわけですが、通信速度や容量が飛躍的に向上することで、基地局同士の通信すら従来の光ファイバーでなくテラヘルツ波で行えるようになるとされています。

超超高速・大容量通信によって、ネットワークの在り方が今までと変わってくる6G。

将来的に通信速度は1Tbpsに達する見込みとされているものの「どのように活用するのか」が気になるところです。

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