2021年1月に一般ユーザー向け、そして今年3月にビジネス向けサービスも終了した国産通信規格「PHS」。
個人向け携帯電話事業を終了させる京セラが、その後継となるサービスを開始させました。詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2023の京セラブース。通信キャリアで利用しているLTEをプライベートで使える「sXGP」サービスの開始が告知されていました。
免許申請不要、広いカバーエリア、SIM認証を用いた高いセキュリティを実現しており、医療や製造業などで活用できます。
そしてこれがsXGPのアンテナ。家庭用ルーターのようなサイズ感ですが、PHSと同じ周波数帯(1.9GHz、Band 39)を用いることでカバーエリアがWi-Fiよりも広いのが特徴です。
基地局は小型パソコン。プライベートなTD-LTEネットワークを省電力・省スペースで構築できます。
もちろん市販のiPhoneでも通信できます。専用端末を導入する必要がないため、コストがかからないのも大きなアドバンテージです。
実際に動画でニュースを見ることもできました。
『内線はPHSからsXGPへ』と銘打たれたチラシ。「インフラ、端末ともども低いコストで整備できる」というのはかなりのアドバンテージではないでしょうか。
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