Anker「Soundcore Motion X600」レビュー、ボーカルの息づかいや立体的な音の広がりを手ごろな価格で楽しめる世界初の空間オーディオ対応スピーカーに



モバイルバッテリーや充電器だけでなく、完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーでも人気のAnker。

街角で見かける機会も多くなり、今やその名を知らない人は少ないほどですが、そんな同社が満を持して発売した世界初の「空間オーディオ」対応ポータブルスピーカーのレビューをお届けします。

『ポータブルスピーカーは音が籠もったり割れたりしやすい、満足いく音が出にくい』などと感じている人に試して欲しい1台です。詳細は以下から。

◆プレミアム感あるデザインのAnker最上位スピーカー「Soundcore Motion X600」
これが本日発売された「Soundcore Motion X600」の内箱。なかなかオシャレなデザインです。


開けてみたところはこんな感じ。宝箱のような感じがあって、ちょっとワクワクしてしまいます。


Soundcore Motion X600本体とUSB Type-Cケーブル、クイックスタートガイド、注意事項をまとめた小冊子のみが入っており、非常にシンプルな構成です。


それではさっそく本体をチェック。Soundcore Motion X600は50W(ツイーター5W×2、ウーファー15W×2、フルレンジ10W)の大出力サウンドを楽しめるポータブルBluetoothスピーカーです。


持ってみたところ。ハンドルのグリップ感は良く、男女問わず持ち歩きやすい形状です。


大きさは310×170×81mmで「リュックなど大きめのカバンなら入れて運べるサイズ感」といったところ。


上部左側には電源ボタン、Bluetoothボタン、空間オーディオボタン、BassUpボタン


中央にはフルレンジスピーカーが配置され、立体的な音響を実現します。


右側には音量ボタンなど


背面


水辺でも使いやすいIPX7の防水性能を実現するために、充電用のUSB Type-C端子やアナログ接続用のAUX端子にはカバーが付いています。


側面はこんな感じ。


隙の無いスタイリッシュなデザインです。


底面はラバー加工があしらわれており、大音量で鳴らしても振動で本体が滑ってしまうようなことはありません。


充電しているところ。6700mAhの大容量バッテリー内蔵で、立体音響を用いた豊かなサウンドを最大12時間楽しむことができます。


◆ハイレゾ音源にも対応、イコライザーで好みのサウンドに切り替えることも
また、Soundcore Motion X600は「Soundcore」アプリで各種設定を変えることができるほか、原音に近いクリアな音楽を再生できる高音質コーデック「LDAC」にも対応しています。


イコライザーで好みの音響に切り替えることも。「デフォルト(低音重視)」「ボイス(中音域重視)」「トレブルブースト(中高音重視)」「バランス」から選ぶことができますが、筆者はボーカルの伸びが良く、映像コンテンツを観る時にもセリフが聞き取りやすいトレブルブーストを強く推したいと感じました。


低音を強調する「BassUp」の有無で大きく音作りが変わる点も興味深いところ。自分の好みに合わせて細かく調整できる「Proイコライザー」も備えています。


◆Soundcore Motion X600の「空間オーディオ」を堪能してみた
それではさっそく、Amazon Musicを使って色々な音楽を聴いてみることにしました。


まず気付かされたのが「空間オーディオを堪能するには壁際に置いたほうがいい」という点。


おそらく上部のフルレンジスピーカーから出た音が反射することによるものだと思われますが、確かに音が降り注ぐような不思議なサウンド感があります。特に違和感はなく、むしろ積極的に「縦方向の広がり」を楽しむことができました。


「BassUp」をオンにしても低音がひずんだり割れたりするようなことはなく、こってりした低音の歌声を楽しみたい曲であっても邪魔にならない印象。


ポータブルスピーカーにありがちな「音を小さくするとボーカルが聞き取りづらくなる」などの弱点もありません。


特筆すべきポイントが「少し離れて聴くとその真価を発揮する」ところ。前述の空間オーディオが最大限に威力を発揮し、音の広がりを存分に楽しませてくれます。『部屋やリビングで音楽を楽しみたい』そんなニーズにもぴったりです。


また、ツイーターやウーファーもしっかり鳴るため、BassUpをオンにしてイコライザーをトレブルブーストにすると、メリハリの利いたサウンドを楽しむことができます。参考までに、音量を大きくしても特に問題ありませんでした。


ボーカルを前面に押し出したような曲であっても、伸びやかな歌声が部屋中を包んでくれるため、つい色々な角度に回り込んで鑑賞してしまいたくなりました。


Buzzap!編集部で試聴してみた感想をざっくりまとめるとこんな感じ。ボーカルや音の広がりへの評価が高かった印象です。

・アーティストの息づかいが聞こえる
・音の広がりがすごい
・ボーカルが伸びやかに聞こえる
・離れたところから聴いても全然良い、むしろ離れたところから聴きたい
・締まりのある音が耳に非常に良い、割れない、歪まない
・音を多少小さくしてもしっかりボーカルが聞こえるのは良い
・音がこもらない

なお、Soundcore Motion X600の本体価格は1万9990円。発売記念セールとして、先着300台限定で15%(2999円)分のAmazonポイントが還元されます。

Anker Soundcore Motion X600 | Amazon.co.jp

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