非常に大きな反響のあった『「iOS 16.4」以降を適用するとiPhoneのバッテリー消費が悪化する』という問題で、最新のテスト結果が公開されました。
全体的に改善傾向にあるようですが、まだまだパフォーマンスが下がったまま持ち直さないモデルもあるようです。詳細は以下から。
YouTubeチャンネル「iAppleBytes」が行ったテストによると、「iOS 16.6」を適用したiPhone 13のバッテリー消費がやや改善したそうです。
おさらいしたいのが、旧バージョンでのテスト結果。iAppleBytesではiOSが更新される度にデータを取っていますが、iOS 16.4適用後はすべての端末でAnTuTuのバッテリースコアが低下していました。
「iPhone 13」に関しては「iOS 16.5」でいったん改善傾向がみられたものの、「iOS 16.5.1」ではスコアがさらに下がるという事態に陥っています。
しかし、最新のiOS 16.6を適用した端末は「iOS 16.31」以前の水準には届かないものの、一部を除きやや持ち直す形になりました。
「iPhone 11」と「iPhone 8」を除いたすべての端末がiOS 16.5.1以上のスコアを出していることが分かりますが、「iPhone 12」はまだまだ大きく下回ったままの状態です。
当然ながら、最新のiOSにはセキュリティーのぜい弱性に対応する内容も含まれているため常に更新したいところですが、一方で不具合が発生する可能性もあるのが悩みの種。
バッテリーの件に関しても、以前お伝えしたところ「しばらく様子をみる」といったコメントが散見されましたが、長期間「iOS 16.3」以前のパフォーマンスに戻る兆しが見えない以上、そろそろ観念する必要があるのかもしれません。
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