ブランド消滅の危機から一転、auから発売される運びとなった京セラのタフネススマホ新機種「TORQUE G06」の実機レビューをお届けします。詳細は以下から。
TORQUE G06本体。5.4インチFHD+(2160×1080)有機ELディスプレイ搭載の最近では珍しくなった小型モデルで、AnTuTuスコア50万台後半の「Snapdragon 7 Gen 1」や6GB RAM、128GB ROMなどを備えています。
背面はグリップ性を高めつつ背面落下時の衝撃を緩和する「CROSS BUMPER」構造を採用。
左側面には前機種「TORQUE 5G」同様上下にストラップホール、音量ボタン、長押しで事前設定したアプリを一発起動できるダイレクトボタンが配置されています。
右側面にも上下にストラップホール、指紋センサーも兼ねる電源ボタン、カメラボタンを配置しておりやはり前機種と同じ構造です。
天面はX字をモチーフにした多面体フレームにより、耐久性と操作性両方を向上するデザインになっています。
底面も同様のデザイン。USB Type-C端子を保護するカバーももちろん健在です。
取り外し可能な4270mAhバッテリーが収められている背面下部は、衝撃でカバーが外れないようターンロックがかけられるようになっています。
外したところはこんな感じ。なお、ターンロックは指や爪で開けられるほどヤワではありません。
背面カメラは6400万画素広角、1600万画素超広角、200万画素マクロのTORQUEシリーズ初になる3眼仕様。チューニングをギリギリまで行って画質改善を図ったとされています。
機能にも力が入れられており、アウトドアでの撮影などでも大いに役立ちそうです。
接眼しなくても魚のヒレまで鮮明に撮影できるマクロ撮影の様子。今後、Google Playで自動判別した魚の長さと名前を写真に入れて撮影できるという「Fishingモード」も配信予定となっています。
写真や動画に速度や高度、重力加速度や距離などさまざまな情報を重ねて撮影できる「Action Overlay」機能も搭載。
もちろん振動にも強いモデルのため、自転車で動画を撮るようなユーザーには特にピッタリと言えそうです。
高さ2メートルからアスファルトへの落下耐久性能など、ユーザーがTORQUEに最も強く求めていると思われる耐久性はもちろん向上。
その上で高さ13mm、重さ14gの小型軽量化を実現しています。
前機種と比べるとこんな感じ。画面サイズこそ少し小さくなっているものの、無駄がそぎ落とされ洗練されたデザインになっているのがわかります。
タッチパネルでの操作性も改善したとのこと。Snapdragon 7 Gen 1の処理能力と合わせて、ゲームも存分に楽しめるようになっているようです。
耐久性を求めるユーザーはもちろん「大画面はあんまり好きじゃない」「小さい画面でゲームを楽しみたい」という場合にも合っているかもしれません。
触ってみたところ。処理能力の高さもあり動作は極めて快適なほか、アウトドアで役立つアプリの機能を集約した「Outdoor Portal」メニューを画面スライドで表示したり、3つのカスタムボタンでショートカットを登録することができます。
以下は耐久性などのデモンストレーションが行われている様子。水没させられているのは序の口です。
氷点下の氷水漬けにされてしまったり……
60度の高温下に放置されても機能停止に陥ることなく稼働し続けていました。
あろうことかスマホを何度もたたきつけられる背徳の体験コーナーまで存在。どんなことをしても大丈夫という自信がうかがえました。
こちらはTORQUEのために用意されたさまざまなアクセサリー。前機種の際にも見られたフローティングホルダーも健在です。
アウトドアのユーザーをしっかり意識しているのがよくわかります。
そんなTORQUE G06は今回ユーザー人気が高いという赤と黒の2色展開に絞られており、価格は税込9万8000円。10月19日(木)発売予定ですが、本日から予約が開始されます。
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