「Dimensity 9300」史上初のAnTuTuスコア200万オーバーで『世界最高性能』に、ただしピーキーすぎる設計で発熱の懸念も


SnapdragonやExynosといった競合を上回る、エポックメイキングなプロセッサがまもなく登場します。詳細は以下から。

AnTuTu公式アカウントによると、MediaTekの最新プロセッサ「Dimensity 9300」がAnTuTuベンチマークのバージョン10でスコア2055084を弾き出したそうです。

これはAndroid史上初となる快挙。世界最高の性能を証明したことになります。

Dimensity 9300のCPU部分は超巨大コア「Cortex-X4」4つ、大型コア「Cortex-A720」4つで構成されており、非常に珍しい『省電力コアがない』仕様になるほか、GPUはImmortalis-G720とされています。

テスト機は16GBメモリと512GBストレージを内蔵したAndroid 14端末とのことで、現時点では特定のスマホでなくプロセッサそのものの処理能力を示すスコアとなるようです。

通常1つの超巨大コアを4つ備えた挙げ句、エネルギー効率を重視した省電力コアを排除するという、野心的すぎる構成となったDimensity 9300。

先日「高い処理能力を実現した代償に深刻な発熱問題を抱えている」と報じられただけに、実際に搭載したスマホはどうなるのか、そもそも搭載するスマホは発売されるのかが気になるところです。

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